底辺司法試験浪人生の泥沼脱出記

司法試験受験という泥沼に陥りもがきながらも平成28年度合格を目指す人間の生き様を記したブログ。幾多もの失敗経験から学んだこと、考えついたことを書いていきます。司法試験受験生や他の難関試験受験生等にとって少しでも参考になれば幸いです。

試験本番直前に見直すまとめについて

 今年も11月となり、平成28年度司法試験まであと半年ほどとなってしまいました。

 現段階ではまだ試験日やその直前にどういったものを見直すべきなのかについて深く考える必要はないでしょうが、試験日及びその直前に特に自分にとって重要な部分を見直すために、今のうちから試験日及びその直前に見直すためのまとめをぼちぼち用意しておきたいところです。

 そこで、今回は試験本番直前に見直すまとめについて適当に考えたことを書いてみたいと思います。

 

○まとめの必要性

・復習に使える時間は意外とない

 試験日や直前に何もかもじっくり復習できるのであればそれがベストでしょうが、実際にはそんなに広い範囲をじっくりと復習する時間的体力的余裕はないです。極度の緊張のせいで予想以上に体力を消耗するので、どうしてもじっくり復習できる範囲は限られてしまいます(広範囲を復習しようとすると広く浅くしか確認できないぞ!)。

 やみくもに復習するよりは、特に自分が間違えやすいところ、記憶があやふやになりやすいところ、上手く文章化しにくいところなどを重点的に復習したほうがよいでしょう。

 

・荷物が邪魔になる

 実家や下宿先から試験会場にすぐ行ける方はそれほど気にしなくてよいでしょうが、試験会場から遠い方やホテルに宿泊するという方は、荷物が多すぎるとはっきり言って邪魔です。

 移動程度で体力を奪われても仕方がないですし、あれもこれもと欲張って勉強しようと思うと焦ってどこも深く復習できないなんて事態になりかねないので、ある程度持っていくものを絞っておいたほうが無難だと思います。いろいろと持っていけば精神的な支えにはなりますが。

 

 

○どういったまとめを使うべきか

・まとめノートを作るべき?

 本格的にまとめノートを作ろうとすると手間がかかり、無駄に時間を使ってしまうおそれが強くなるので、自分にとって特に重要な個所をA4の紙で数ページ~十数ページにまとめたり、既存のテキストや論証集を自分用にアレンジして使ったりするのがよいと思います。

 

・百選や教科書は?

 百選や教科書などは普段の学習には有用ですが、試験に必要なことがうまくまとまっていない、理論をどう答案上で表現すればよいかがわかりにくいなどの理由から、直前での見直しにはあまり有益でないでしょう。学者が書いた問題集なんかもほぼ同様のことが言えるでしょう(中には直前の見直しに適しているものもあるでしょうが。)。

 

・問題集や答案を持っていくのは?

 試験に必要な事項がまとまっている予備校の解説付き問題集は、分量が多く自分が直前に見直さなくてもよいところも多く含んでいるという点でデメリットはありますが、直前での見直しには適しているでしょう。1日目2日目では問題集をしっかり読み込むことが難しいでしょうが、3日目の刑法や刑事訴訟法についてはある程度可能なので、刑事系だけ問題集を持っていくというのもありかもしれません。

 自分がどう書くか、どういった構成だと書きやすいのかが自分の答案を見ればよくわかるので、自分の答案を直前に見直すというのもありだと思います。試験会場では電子機器を利用できないのが厄介ですが、PDF化したものをiPadなんかに入れておくとよいかもしれません。

 

○まとめの量

 私の勝手な印象ですが、あれもこれもといろんな本を旅行用のキャリーケースいっぱいに入れて行った人よりは(私のことだ)、これと決めたものだけ持って行った人が合格している気がします。あと、本番でいろんな個所をこれでもかというぐらい見直している人よりは(これも私のことだ)、これと思ったところを絞って復習している人が合格している気がします。

 勉強が進んでいるからこそ本番直前で復習しなければいけないところが少なく、本番復習に見直さないと怖い箇所が少ないのでしょうが、自分の苦手なところをしっかり認識してそこを重点的に復習するというのは試験で点を取るために非常に有用なのではないかと思います。

  あと、直前で見直さないといけないところを減らす努力を常日頃からしておくことが大事なんでしょうね。